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2023年6月1日 10:26 PM #11794
以前、日本最古の本格的寺院「飛鳥寺(法興寺)」を紹介しましたが、その飛鳥寺が平城遷都にともない新京(平城京)へと遷されたのが、元興寺です。
現在の元興寺は、ならまちの中心あたりにあるのですが、それも当然のことで、かつては現在のならまちエリアの大部分が元興寺の境内地だったのです。
奈良時代の元興寺は、東大寺や興福寺に並ぶ大寺院であり、南都七大寺の中でも指導的役割を果たしていました。
現在のお盆で知られる盂蘭盆会や、釈尊の降誕を祝う灌仏会なども元興寺からはじまったとされています。
つまり元興寺は「お盆」発祥のお寺なんですね。
しかし、東大寺や興福寺が勢力を拡大する一方、平安後期になると残念ながら元興寺は衰退していきました。さて、現在の元興寺を構成する主な建造物には、国宝である、元興寺極楽堂(極楽坊本堂)・元興寺禅室(極楽坊禅室・春日影向堂)・五重小塔などがあり、極楽堂には奈良時代の学僧・智光が遺した阿弥陀浄土図「智光曼荼羅」が本尊として安置されています。※ただし原本は一四五一年(宝徳3)に焼失
次回は、僧・智光と大僧正・行基の関係について書いてみたいと思います。
2023年6月2日 7:40 PM #118272023年6月2日 11:05 PM #118312023年6月4日 3:57 PM #118532023年6月5日 12:18 PM #118822023年6月5日 8:55 PM #119232023年6月5日 8:58 PM #11924 -
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