応仁元年(1467年)の開創とされています。
今から400年ほど前、寛永10年(1633年)、山梨県の谷村(今の都留市)地区を統治していた秋元泰朝の意向により、別の場所にあったものを現在地に移しました。
元々は別の場所に観世音菩薩を祀る円通庵として存在していましたが、現在地に移され、曹洞宗に改宗しました。
3代に渡り統治した秋元家の時代の建造物が残されており、中でも山門、梵楼、石橋は都留市指定文化財に指定されています。
梵鐘は1686(貞享3)年に、日光東照宮(栃木県日光市)にある徳川家康の墓所の鋳造も手掛けた有名な鋳物師によって鋳造されたものだそうです。
戦時中は多くの鐘が武器に再生産されるため徴収されましたが、徴収されずにすんだ数少ない鐘の一つです。
秋元氏が現在地にお寺を移したことから、秋元家家臣が檀信徒となり諸堂が整備されました。
境内にはお墓があり、秋元家家臣20家の墓石が発見されており、城下町として発展した歴史を物語る貴重な資料とされています。
戦国時代武田家に従えた小山田氏により城下町としての歴史が始まり、江戸時代には秋元氏の支配下におかれた都留市は、たくさんの寺社が点在しています。
自然の恵み地元の特産品を購入できる「道の駅つる」、リニア見学センター、アウトドア体験など魅力あふれる場所です。
風情溢れる街並みを散策しながらの寺社めぐりに出かけてみてはいかがですか。
▪アクセス
住所:都留市中央3-5-1
最寄り駅:富士急行線都留市駅から徒歩8分
車:中央自動車道都留IC