お年玉企画 ドンペリニョンのエピソード お年玉企画 ドンペリニョンのエピソード

ドンペリの記憶

安月給の私がドンペリを注文するなど後にも先にもない事ですが、飲んだことはあります。以前働いていた会社の社長は私と同い年でした。そこまで儲かっているわけではないと思うのですが、そこそこ羽振りが良く、毎週末飲み歩いているという話は良く聞いていました。入職して間も無い頃の年末、忘年会があり、一次会がお開きになる頃にはすっかり出来上がっていた女社長。「よーし!二次会行くよ!」との号令のもと、タクシー数台に別れて乗り込んだ私たちは、電車で3駅もある街まで移動しました。
そして、着いたところは、オカマバー。。。
子育てがひと段落したばかりの私には刺激も強く、もちろん初めての体験でした。テレビで良く見るキレイなオカマさん達とはえらい違いで、おっさんが女装しました。みたいなオカマさんばかり。彼らは、いや彼女らは。どう表現していいか難しいのですが、声も男の人で、女性と思って喋ればいいのか、どういう話題を出せばいいのか。確か、トラックの運転手やってた時の話とかした記憶があります。
話は戻りまして、当時の上司の女社長が乗ってきた頃「開けちゃうよーん」とご陽気な声を上げると、おかまさん達が一気に盛り上がり、運ばれてきました「ドンペリ」。
一本何万円もするんだって!と同僚達がささやき、そんな高いお酒、頂いていいのかな。と思いながら、いただきました。しっかりお酒の味がして、「わあ、本物だ」と思いました。こんな高いお酒もいただいて、気前のいい女社長のところで働けて良かったなあ。。。と感じながらチビチビとドンペリを飲んでいると。
「さあ!もういっぽーん」と高らかな女社長の声。
ウソ。。。まじ?
次々運ばれてくるドンペリ達。
後から聞いたらあの時50万くらい使ったんだと、ケラケラ笑う女社長。
ドンペリは1本にして、あとはボーナスに回して欲しかったなあと思ったのでした。

執筆者:ここあにゃんさん

初めて飲んだドンペリ

私が初めて飲んだドンペリ(シャンパンのドンペリニョンの略)は白だったと記憶しています。
私の誕生日に友人とビストロに食事に行き、その際に誕生日プレゼントとしてご馳走してくれました。

それまでドンペリと言えばお金持ちのお酒だったり、キャバクラやホストクラブで豪快に空ける、いわゆる派手なお酒のイメージがありました。
もちろんドンペリ自体には由緒正しい歴史があり、シャンパン職人たちが丹精込めて作り上げた逸品であることは知っていましたが、前述のイメージのせいでちょっとした偏見があることも事実でした。

そんな期待と不安が織り交じる中口でにしたドンペリは、とても華やかな味わいがしました。
スパークリングワインのような口当たりでいながら、複雑な香味が入り混じっていました。
白ブドウはもちろん、オレンジのようなほろ苦さや、ミントのような爽やかさ、杏仁のようなエスニックな甘さも感じました。

友人がプレゼントしてくれた嬉しさもありますが、憧れのお酒を口にできた興奮もまたひとしおでした。
それ以来祝いの席などで重宝させていただきています。

高価なお酒なので頻繁に飲むことはできませんが、ここぞといった場面で華を添える素敵なお酒です。
これからも人生の節目節目で飲むことになると思います。

執筆者:おおつけさん

スキー場でドンペリニヨン

コロナ禍以前の話ですので、もう4~5年前の話になります。 年末に友人と白馬にスキーに行きました。
友人は東京から私は京都から新幹線、名古屋で合流して特急しなので松本に向かい、松本でレンタカーで白馬を目指しました。
酒好きの私たちは通常ならワインをたくさん買ってホテルに入るのですが、その時は食事なしの素泊まりプランでしたので、基本的には外食時に飲むつもりで、数本のワインとドンペリニオンだけを用意してホテルに入りました。
ドンペリニヨンは31日にに飲むつもりでした。
泊まったホテルは白馬駅近くの白馬ロイヤルホテルでした。

http://www.hakuba-royal.com/

大きいホテルでしたが、少し古びた感じのホテルでした。
白馬駅近くなので、夕食を取る場所はたくさんあるだろうと思っていましたが、意外と夜やっている店は少なく、八方のスキーリゾートまで足をのばすか、国道添いを探すかという選択肢になりました。
しかし、前者は歩くには遠く、後者はお酒を飲めないということで、歩ける範囲で探すことにしました。
調べたところ現存はしていないようですが、信州豚のしゃぶしゃぶの店を見つけて、31日は予約を入れました。
私も友人も「持ち込み料を払えばお店で飲ませて貰える」と、なぜが信じ込んでいて、ドンペリニヨンを持って、雪の降る中お店に歩いていきました。
ホテルから15分程度の距離だったと思います。
お店は結構繁盛していて、お料理はおいしかったのですが、「持ち込み」は見事に断られました。
いただいた日本酒も信州豚も非常においしくて、大満足でした。
比較的小食の私たちにしては、ずいぶんたくさんいただいたと思います。
ただ、無駄にドンペリニヨンをもって雪道を往復することになりました。
部屋に戻った私たちは、せっかくだからドンペリニヨンを飲むことにしました。
シャンパングラスの準備はもちろんないので、部屋に付けのグラスを使いました。
生涯飲んだドンペリニヨンの中で、最も満腹の状態で、カジュアルなグラスで飲んだ経験でした。
普通シャンパンは食前に飲みますよね。
生産者には少し申し訳なかったですが、もちろん美味しくいただきました。
日本酒とドンペリニオンをいただいた私たちは、カウントダウンを待たずに眠りにつきました。
ドンペリニヨンに敬意を払うなら、ちゃんと準備して飲むべきでしょうね。

執筆者:Coachさん

初めて耳にしたドンペリが何かも分からず当たってしまった高校生だったわたし

あれは私が高校3年生の時のことです。
私が住んでいた市の勤労者共済センターでは、毎年クリスマス前にクリスマス会&忘年会が開かれています。
親友のY子のお父さんがこの共済会のメンバーだったので、Y子とY子のご両親、私、もう一人のM美の5人で参加させていただきました。
美味しい食事をいただきながら、様々なゲーム、早飲み大会(大人はビール、未成年者はコーラ)、クイズ大会、ビンゴ大会、小学高学年による和太鼓演奏など
盛りだくさんのお楽しみがありました。

私たち高校生3人でコーラ早飲み大会に参加したところ・・・、私は炭酸がシュワシュワしていて早飲みなんてとんでもなかったです💦
しかしM美は超ゴクゴク飲み干して優勝してしまいました☆彡
3位まで景品があり、M美はなんと3000円分の商品券をゲット!!!
めちゃくちゃ羨ましかったですが、コーラを早飲みできる技には尊敬すら感じました。
大人になった今の私はビールが大好きなので、今ならビール早飲み大会に出れそうな気がしてなりません。

最後のメインの大抽選会が各会社提供の豪華な景品が用意されており、参加者みんなが毎年これを一番の楽しみにしているそうです♪
ビールを楽しんでいたY子のご両親もとても張り切っていたのがとても印象に残っています。
司会の女性もとっても盛り上げ上手でした♪
「〇〇会社様よりご提供いただいた〇〇でーす」と繰り返すのですが、市内の企業同士の周知度やビジネスマッチがあり、今思うとこのクリスマス前にクリスマス会&忘年会は地域で盛り上がれるとってもよい機会だと思います。

私が印象に残っている景品は「温泉2名1泊券」や「うずらのたまごプリン」、「いくらの醤油漬け」、「北海道数の子」、「ブリザードフラワー」、「イオンの商品券10万円」、「10万円分の旅行券」、「ダイソンの掃除機」、「テレビ」、「ノートパソコン」などなど
この季節にぴったりのものや高価なものが結構多くありワクワクしました♪
当たる気がしてなりません!

後からY子のお母さんから聞いたところ、だいたい2人に1人は何か当たるようにたくさんの景品が用意されているそうですよ~!
司会の女性が箱から番号を引く度にドキドキしました・・・。
Y子のお父さんは「日清の油セット」をゲット☆
M美は「不二家のケーキ」をゲット☆
番号を呼ばれた瞬間のドキドキ感と同じグループ内で当たったときの喜びと周囲からの拍手。
私もこの瞬間がこないか待ちわびていました。
すると「51番の方、ピンクのドンペリが当たりました!」との司会者の声が響きわたり、「あ。わたしだわ」と思った瞬間
周囲から「わー!すげー!!!」との声が沸き上がりました。
私はその「ドンペリ」がなんだかわからなかったので、「えー。温泉一泊がよかったのに・・・」とガッカリしていました。
Y子のお母さんが「そのシャンパンとっても高いのよ。おばさんも飲んだことないわ~」と羨ましがられました。 高校生のわたしには価値がわかるはずもありません、その時は・・・。

家に帰って、母に「これお土産。抽選会で当たったんだ。」と手渡すと、「えー?????これってあのドンペリ?」と止まりました。
庶民の我が家ではテレビで見たことしかなく、買うことも飲む機会もなかったそうです。
その価値をわからない私が当たってゲットし、そして庶民の両親の手元に届いたことはまさにクリスマスプレゼントです。

新年のカウントダウン。
NHK紅白を観たあと、上機嫌の両親が「あけましておめでとう!」ととっても嬉しそうな笑顔であけて乾杯していました。
私は飲むことはできず見ることしかできませんでしたが、とても楽しい明るい新年を迎えることができたのがとても嬉しかったです。

今では当時の両親年代に近づいてきていますが、ドンペリはドラマやセレブのブログでしか見たことはありません。
将来、うちの息子がなんらかの方法でドンペリを入手してくることを楽しみに毎日を過ごしています。

執筆者:ふわりさん

ドンペリのエピソード

私には3年ほどのお付き合いしている男性がいますが、これといった進展もなくお互い忙しく日々過ごしていました

昨年のお正月に、出雲大社の分院である「出雲埼玉大社分院」に初詣に参拝させていただきました

出雲埼玉大社分院

出雲大社は縁結びでは名高い神社です

縁結び神社は良い縁を結んでくださる御利益がある一方で、悪い縁は切れてしまうと聞いた事があり、彼との進展がないままで少し不安でした

ところが、昨年末の私の誕生日に彼から思いがけないプロポーズと人生初めてのドンペリをサプライズでプレゼントされました

Dom Perignon

年も明け今年も出雲埼玉大社分院にお礼も兼ねて参拝して参りました

執筆者:Tさん