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執筆者:mofumaru
春分の日特集

春分の日に参拝したい神社仏閣

執筆者:mofumaru
執筆者:mofumaru

春分の日と聞いて、何を思い浮かべますか?
春分の日は《自然をたたえ、生物をいつくしむ》ための日とされている他に、春のお彼岸ともいわれているので、先祖供養やお墓参りをする日とされています。

昼と夜の時間が同じ長さになる3月20日か21日が春分の日となっていますが、なぜ毎年同じ日ではないのでしょうか。
この理由は太陽が春分点を通過する日が春分の日とされており、国立天文台が二十四節季と雑節について天文学を用いて計算し、春分の日を割り出しているためなんですね。

「暑さ寒さも彼岸まで」というように、春分の日を境に暖かくなる春先は、お出かけにピッタリ♪

今回は、春分の日に参拝したい神社とお寺・春分の日におすすめの食べ物をご紹介していきます!

富士登山ができる⁈ 鳩森八幡神社

  • 鳩森八幡神社・鳥居
    鳩森八幡神社・鳥居
  • 鳩森八幡神社
    鳩森八幡神社

春分の日に太陽が一直線に真上を通る、《ご来光の道》と呼ばれるパワースポットがあります。 島根の出雲大社・鳥取の大山・京都の元伊勢・滋賀の竹生島・山梨の七面山と富士山・神奈川の寒川神社・千葉の玉前神社。
近くにあれば訪れることができますが、都内在住の私にはどこも難しい場所ばかり・・・
なので、代わりに東京・千駄ヶ谷にある鳩森八幡神社で富士登山をしてきました!

千駄ヶ谷の駅から直進で徒歩2分の場所にある鳩森八幡神社の鳥居をくぐると、左側に小高い山のように大きな岩があります。
それこそが富士塚と呼ばれる場所で、頂上まで登ることで富士山と同じ御利益が得られるといわれているのです。

  • 鳩森八幡神社・富士塚
    鳩森八幡神社・富士塚

人工の塚とはいえその歴史は古く、築造されたのは寛政元年。
東京都の有形民俗文化財に指定されている由緒ある富士塚です。

小さな塚とはいえ岩でできていて足場が悪いので、富士塚を登る際はスニーカーで登ることをおすすめします。
富士塚の山頂部はとても景色が良く境内を一望できるので、鳩森八幡神社を訪れる際は是非登ってみてください。

鳩森八幡神社・富士塚山頂
鳩森八幡神社・富士塚山頂

鳩森八幡神社は自然が多く、春は梅や桜・スイセンの花が美しく咲いています。
梅の樹のそばには鳩森八幡神社にしかない鳩みくじを結ぶ場所があり、たくさんの鳩みくじと梅の花を一緒に見ることができ、とても和みますよ。
手水舎では花を浮かべた花手水が目を楽しませてくれるので、こちらも見どころのひとつです。

  • 鳩森八幡神社・鳩みくじ
    鳩森八幡神社・鳩みくじ
  • 鳩森八幡神社・花手水
    鳩森八幡神社・花手水

鳩森八幡神社で富士山の御利益をいただいて、境内でお花を見ながらゆっくり過ごしてはいかがでしょうか。

花手水が美しい・法輪寺

  • 法輪寺
    法輪寺
  • 法輪寺・花手水
    法輪寺・花手水

春分の日はお寺へお墓参りをしに行く人が多いかと思います。
皆さんのご先祖様の眠るお墓があるお寺はどんなお寺でしょうか?

先ほどの鳩森八幡宮で花手水について少し触れましたが、早稲田にある法輪寺は花手水がとても綺麗で有名なお寺です。
花手水を行っているほとんどの神社やお寺では手水舎にたくさんのお花が生けられているのですが、法輪寺は手水舎だけでなく入口の門の脇から水を汲むための手桶まで、たくさんの花が可愛らしいオブジェとともに飾られています。

  • 法輪寺・花手水
  • 法輪寺・花手水
  • 法輪寺・花手水
  • 法輪寺・花手水
法輪寺

しかもこの花手水、花の仕入れから設置までを法輪寺の住職さんが行っているというから驚きです。 他の神社やお寺では花屋さんに頼んでいることが多いのですが、法輪寺の住職さんは訪れる参拝者をもてなしたいというお気持ちから、自ら花手水を作っているそうです。
住職さんの心遣いが現れている花手水は、ずっと見ていたいほど美しく、温かい気持ちになれました。

  • 法輪寺・花手水
  • 法輪寺・花手水

お墓参りには、たくさんの花をお供えしてご先祖様を喜ばせてあげたいですね。

春分の日に食べたいおすすめの食べ物

タケノとおはぎ
タケノとおはぎ

春分の日・春のお彼岸の食べ物といえば《ぼたもち》が定番ですが、秋のお彼岸に食べる《おはぎ》とは何が違うのかご存知でしょうか。

実は食べる季節や地域によって呼び方が違うだけで、基本的には同じ食べ物なのです。
あんこの原料の小豆が魔除けの効果を持つといわれているため、お彼岸に無病息災を願って食べられるようになりました。

そんなお供え物の定番として知られる《ぼたもち》《おはぎ》を珍しい形で売っているお店を見つけたのでご紹介します。

場所は世田谷区の桜新町。サザエさんの作者・長谷川町子美術館があることで有名な町です。
桜新町の駅からは徒歩約10分の場所にある《タケノとおはぎ》では、ちょっと変わったおはぎを買うことができます。

お団子のようにコロンとした形の粒あん・こしあんのおはぎをはじめ、季節ごとに変わるデザインのおはぎが店頭に並んでいるのですが、このおはぎがとても可愛いのです。

  • タケノとおはぎ
  • タケノとおはぎ

花の形をしたおはぎが特に印象的で可愛らしく、食べるのがもったいないほどです。
練りきりのように見えますが、この花もあんこでできていて、中にはちゃんと餅米が入っています。

オーソドックスなぼたもちやおはぎも良いですが、一味変わったおはぎも家族みんなで楽しく食べることができるのでおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
今回は春分の日の《自然をたたえ、生物をいつくしむ》というところにポイントを当て、花手水が美しい神社とお寺をご紹介しました。

春からは花の種類も増え、色鮮やかになり見ているだけで幸せな気持ちになりますよね。
春分の日には、そんな幸せな気持ちをいつも見守ってくれているご先祖様にもお伝えしてみてはいかがでしょうか。

私も今年の春分の日は家族とともに、綺麗なお花を持ってご先祖様に会いに行こうと思います。