
梅香る季節に!
都内の神社仏閣、オススメスポット4選

菅原道眞公をはじめ、昔から多くの方々に愛された「梅の花」。
「梅まつり」を開催している神社仏閣も多いですね。
今回は梅まつり開催中の「亀戸天神社」と「牛天神北野神社」、梅がきれいでかつ受験シーズンににぎわう「早稲田水稲荷神社」、梅に限らず緑豊で四季折々の花が楽しめる「護国寺」をご紹介します。
梅まつり開催!「亀戸天神社」
「花の天神様 東宰府天満宮」と言われている通り、花で有名なスポット「亀戸天神社」。
歌川広重の「名所江戸百景」に藤の花が描かれていることでも有名なスポットで、「新東京百景」にも選ばれています。
藤の他に、もう一つ忘れてはならない「亀戸天神社」の花が「梅」です。
毎年「梅まつり」が開催されていて、多くの人が訪れます。
学問の神様である「菅原道眞公」の像と、五歳の時に読まれた「和歌」の歌碑が設置されている程です。
今年は2/4~3/5まで開催される予定です。私自身は2/6に足を運びました。
300本を越す梅が植えられていて種類も多く、一つ一つの梅の木に種類の名も書かれています。
ここまで多くの紅梅・白梅が楽しめる神社仏閣は、都内でも珍しいのではないでしょうか?
「亀戸天神社」は学問の神様として親しまれている為、「学業御守」や「鉛筆セット」が販売されています。
「うそ守り・うど土輪・うそストラップ」といったお守りも有名ですね。
なお、梅まつりの期間中は「梅花 破魔弓」も用意されています。
敷地内の掲示板には、「亀戸天神社 ロケーション写真撮影」のポスターが掲示されていました。
亀戸天神社HPにも初宮参り・七五三詣などの記念写真撮影を行っている亀戸の写真館「福地写真館」や、七五三の着付けレンタルの「ビューティースペースエコー」の案内も掲載されています。
誰もが知っている有名スポット「亀戸天神社」で七五三などの行事を行うと、良い思い出になりますね。
小さなお子様がいらっしゃる方、参考にしてみてはいかがでしょうか?
また、亀戸天神社の後に、立ち寄ることをオススメしたいスポットがあります。
徒歩7分ほどのところにある「亀戸梅屋敷」です。
人情そして江戸の風情が残る街「亀戸」の比較的新しい観光スポットです。
「江戸切子ギャラリー」や「浮世絵サロン」の他、亀戸の見所案内や名産品を扱う「福亀館」などがあります。
季節にちなんだ商品も販売されている為、「梅」に関するお土産も購入することができます。
なお、足を運ばれる際は「亀戸梅屋敷」の表のシンボル「火の見櫓」や、「浮世絵アドボード」を目印にされるとよいでしょう。
◆亀戸天神社 アクセス
・住所・・・東京都江東区亀戸3-6-1
・公共機関・・・JR総武線「亀戸駅」徒歩13分
◆亀戸梅屋敷 アクセス
・住所・・・東京都江東区亀戸4-18-8
・公共機関・・・JR総武線「亀戸駅」徒歩6分
「牛天神紅梅まつり」開催!「牛天神北野神社」
「小石川後楽園」より5分ほどのところにある「牛天神北野神社」。
東京ドームなど、このエリアにある企業の総氏神さまともなっている神社です。
「牛天神紅梅まつり」が実施されていることでも有名です。
今年は2/1~2/25まで開催される予定です。
私自身は2/5に足を運びましたが、日曜日ということで多くの方がこられていました。
御朱印受付締め切り直前の時間帯に足を運びました。
紅梅まつり・献梅まつりの「特別記念御朱印」も用意されている為、種類の説明を受けている方もいらっしゃいました。
紅梅まつり期間限定の「短冊絵馬」や「健康守り」が販売されている為、あわせて購入される方も珍しくありません。
「牛天神北野神社」の紅梅まつりは本格的で「献梅祭の式典」も行われています。
境内で行われる「天神太鼓」も楽しむことができます。
なお、コロナ前は、「野点」も行われていました。
献梅祭当日は、社務所で梅の小枝の配布も行っています。
「紅梅まつり」とうたっていますが、実際のところはきれいな「白梅」も同時に楽しめます。
境内にむかう階段両脇に梅が植えられている為、一段・一段、楽しみながらのぼることができます。
この「牛天神北野神社」の起源についてもお伝えしましょう。
鎌倉時代、「源頼朝公」がこの地にあった岩に腰掛けて休まれていた時に、夢に牛に乗った菅原道真公が現れたとのことです。
その際に「二つの喜びがある」と告げられました。
翌年になり、その喜びがあったとのことで、頼朝公がこの岩を祀り創立されたのが「牛天神北野神社」のはじまりと言われています。
また、葛飾北斎の冨嶽三十六景「礫川雪ノ旦」は牛天神北野神社の境内より描かれたものです。
令和4年の「国際文通週間」にちなんだ郵便切手に採用されたことでも知られています。
なお御朱印は、境内社の「太田神社」「高木神社」、兼務社である「諏訪神社」「出世稲荷神社」のものも、授与も行っています。
特に「太田神社」「高木神社」は芸能上達・開運招福のご利益があります。
芸能の神「天天鈿女命(あめのうずめのみこと)」と道の神「猿田彦命(さるたひこのみこと)」の御夫婦と、「宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)」をお祀りしているのは全国でも二社(もう一社は京都)のみです。
また牛天神北野神社では「神殿挙式」の他、コロナ禍ということでお二人だけの挙式プランも用意されています。
そして、安産祈願ということで行われる「戌の日参り」に関するポスターも掲示されていました。
人生の節目・節目の行事も、心をこめて実施されている印象です。
◆牛天神北野神社 アクセス
・住所・・・東京都文京区春日1-5-2
・公共機関・・・東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩10分
都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」 徒歩10分
JR中央線・地下鉄東西線・南北線・大江戸線・有楽町線「飯田橋駅」徒歩10分
早稲田大学合格祈願も!「早稲田水稲荷神社」
早稲田エリアにあり、回遊式庭園として知られる「甘泉園公園」に隣接している「早稲田水稲荷神社」。
徳川御三卿清水家の嫡男「徳川好敏(よしとし)」が生まれ育った場所にあります。
「徳川好敏」は、陸軍で航空分野を主導した人物。
軍公式の飛行試験行ということで、日本初の飛行機による飛行を試みたことでも知られています。
その為、敷地内には飛行機が展示されていて、交通安全ステッカーも用意されています。
航空ファンの方にも大人気のお守りといえます。
他にも二種類、有名なお守りがあります。
一つは「早稲田大学合格祈願守り」です。
早稲田大学すぐ近くということで、多くの受験生が訪れる神社ならではのお守りです。
現在の敷地内にある「高木神社」は、元々早稲田大学内にあったものです。
また「北野神社」は牛込天神町から御遷座されたものですが、「大隈重信」が日々拝礼していた社です。
この二つは特に、早稲田大学受験生、必拝ですね。
もう一つは冬至から節分にかけて頒布される「一陽来復守」です。
金運アップを願って購入される方が、毎年多数いらっしゃいます。
さて「梅」情報ですが、満開の時期になりますと「早稲田水稲荷神社」の入口にある紅梅が見事です。
今回の写真は2/4に撮影したものです。
「合格祈願」ののぼりと共に撮影されるとよいでしょう。
また敷地内には鉢に植えられた赤梅もあります。
夕暮れ時には提灯がともされる為、梅と共に素敵な写真が撮影できることでしょう。
実はこの「早稲田水稲荷神社」、お子様が喜ぶポイントもあります。
神社ではなかなかお目にかかることができない、ある動物と出会えます。
「百太郎(ももたろう)」という名の馬と、「ゆき」という名の山羊がいます。
「百太郎」へのえさに関するお願いも掲示されていました。
「ゆき」は頭突き防止のようで、角にホースやテニスボールなどをつけています。
馬に関連した情報をもう一つご紹介しましょう。
高田馬場は八代将軍「徳川吉宗」により「流鏑馬」を復興された場所です。
その為、今でも「早稲田水稲荷神社」内では「流鏑馬 奉仕者募集(中学生男子)」という掲示を目にすることができます。
また、「早稲田水稲荷神社」本殿のとなりには「耳欠け神狐」が祀られているのも、この神社の特徴の一つといえます。
今にも動き出しそうなポーズをしている為、お子さんたちも反応してくれることでしょう。
◆早稲田水稲荷神社 アクセス
・住所・・・東京都新宿区西早稲田3-5-43
・公共機関・・・JR山手線「高田馬場駅」より都営バス「西早稲田」徒歩3分
東京メトロ東西線「早稲田駅」徒歩10分
東京さくらトラム(都電荒川線)「面影橋駅」徒歩3分
緑豊か!季節の花が楽しめる「大本山 護国寺」
真言宗豊山派「大本山 護国寺」は「護国寺駅」という駅名にも利用されている程、東京都文京区の地に根づいています。
3代将軍「徳川家光」の側室であり、5代将軍「徳川綱吉」の生母である「桂昌院」の祈願寺として創建されたお寺です。
都心とは思えない広大な土地を有しているお寺で、多くの木々や草花を楽しむことができるスポットとしても知られています。
私自身も季節ごとに訪れているお寺の一つです。
梅は護国寺の表門にあたる「仁王門」をくぐり抜け、階段をのぼる手前に咲いています。
2/4に訪れた時点ではまだ開花していませんでしたが、バックの「不老門」などとセットで撮影すると素敵な写真に仕上がります。
重要文化財に指定されている護国寺「本堂」「月光殿」、著名な彫刻家や設計監督により建立された「多宝塔」、平成8年に完成した「霊廟」など、見応えがあります。
護国寺は「大熊重信」「山縣有朋」「三条実美」といった歴史上活躍された方々の墓所があるお寺でもあります。
歴史に興味を持ち始めたお子様ですと、関心を持たれるかもしれません。
現在も著名人の葬儀会場として利用されることが多いお寺の一つです。
コロナ前は、地元名士や芸能人・力士など、歳男・歳女のゲストの方が参加された上での「節分会」が行われ、毎年話題となっていました。
なお、お子様が興味を示す可能性が高い場所が敷地内に二ヶ所あります。
一つは「音羽富士」です。
文化14年(1817年)に築かれた富士塚で「江戸八富士」の一つに数えられているとのことです。
やや険しい富士塚ですが、十合目を目指し、さっとのぼっていくお子様の姿をよくおみかけします。
二つ目は寺務所である本坊にある池の錦鯉です。
大きくて立派な錦鯉である為、我が家の子どもたちも初めて目にした際は驚いていました。
◆大本山 護国寺 アクセス
・住所・・・東京都文京区大塚5-40-1
・公共機関・・・東京メトロ有楽町線「護国寺駅」下車すぐ
今回は梅が香る季節ということで「梅」が楽しめる神社仏閣をご紹介しました。
「亀戸天神社」や「牛天神北野神社」の梅まつり、足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
「早稲田水稲荷神社」や「護国寺」もおすすめです。
春の訪れを味わってみて下さいね。